2012年12月19日水曜日

ただいま、各国語でアプリをサポート中【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

2013年度のYL準備生たちのアプリケーションがヨーロッパ地域から
届き始めました。
 
各国語で、帰国生たちがアプリを見てくれています。
この日は、フランス、ドイツ、スペイン、アメリカなどなど。
帰国生も、自分の時のことを思い出して
自分ごとのように、力入っています。
みんなの気持ちがうれしいですね。
 
 
 
がんばれ、13生たち~!
がんばれ、帰国生たち~!

ブラジルから【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

ヒッポファミリークラブの高校留学でブラジルから帰国した二人です。
生のポルトガル語をどうぞ~!


2012年12月17日月曜日

真夏のブラジルから帰国!Welcome back【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

今日、帰国して
成田から直接ヒッポファミリークラブの東京本部にきた11ブラジルYL生たち。
ついこの間、「行ってきます」なんて言ってたような気がしますが
早い~!
 
 
まだ日本語が変なんだよね・・・と言いながらワークショップで報告してくれました。
帰国直前に、スポーツ刈りにした写真右のげんちゃんは
そのヘアスタイルに
ブラジルでは「すっかりブラジル人になったね」と言われ
日本では「高校野球?!」と言われたとか。

 
ヒッポのメンバーから
久しぶりのおにぎりをもらう二人。

 

二人の話すポルトガル語は、
なんとなく口の中で、もごもごと音が回っているような
呪文のようにも聞こえて
「そのこちゃん」のポルトガル語とはまた一味違う波でした。


これからあちこちの場で二人のポルトガル語が聞けるかな。楽しみです。

2012年12月14日金曜日

メキシコからアルちゃん再来日【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

























メキシコから2009年度のイヤロンIn Japan生で関西に留学していた
Andrea Ruiz Gonzalesさんが、来日。
渋谷のヒッポ本部に遊びにきてくれました。

日本語・・・というか、関西弁でふつうに話すアルちゃん。
日本語とスペイン語でおしゃべりしてもらったので
動画でお見せします~。



2012年11月29日木曜日

大学生ファミリーに潜入!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

月に2回、第2月曜日と第4水曜日にヒッポの東京本部で開催している大学生ファミリーに
昨日、参加してきました~。

最近は持ち回りでフェロウをやっているそうで
昨日はインターンのダニエルとメキシコから来日中のYL生オスカルの2人。
SADAが大好きなダニエルは、大阪でゲットしたゲームやアメリカのゲームを紹介してくれて、おかげで汗びっしょりになるほど身体を動かしました。
後半は、オスカルの提案でフルーツバスケットをしながらのメタ活。
なんだかすごーく楽しかった!


10でフランスへ行った息子のホストの友だちという、ベルギー人のジョナタンが日本語学校の友だち(メキシコ、スペイン、ブラジル)を連れて来てくれました。
実をいうと、彼が参加したいというので私も出たようなもんなのですが(笑)
フランスのホストのアンリが、「ヒッポファミリークラブという面白いグループがあるから、日本に行ったら訪ねてみて・・・」とヒッポのことをすすめてくれたそうです。
(なんか、嬉しいですね)


  ▲最後は、みんなで変顔!

12月は、10日(月)と26日(水)に開催予定だそうです~。
ぜひみんなも参加してみてね。

2012年10月31日水曜日

東南アジア青年の船1day visit【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

ヒッポファミリークラブがここ何年か続けてきた東南アジア青年の船の
1day visitの受け入れイベントが、今日ありました。
マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポール、ラオス、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、フィリピン、ミャンマー、日本の11か国の青年48人が来訪。
日本のホストもドキドキしながらの対面式は、1day visitとは思えないくらい盛り上がりました。

 

対面したあとは、
ヒッポの体験談を聞いてもらったり、SA!DA!やメタ活も一緒にやっちゃいました。
その国のことばが流れると、どっとその国の人のいる輪が沸くのも、毎年の光景ですが
自分の国のことばを喜んで話すヒッポの人たちに、今日初めて会う誰もが
あっという間に心を開いて、仲良くなってしまいます。

グループタイムでは、それぞれの国の早口ことばや、挨拶や歌を教えあったりしました。

ちなみに早口ことばですが・・・
Minimikaniko ni Monico ang makina ng Minica ni Monica. (フィリピン)
Ular melingkar di pagar, muter-muter keblinger.(インドネシア)などなど。
こんな感じで聞こえてきたような気がするんですが・・・。
ぜひ、言ってみてくださいね~。

癖になりそうな東南アジア青年の船1day visit。
facebookにも、様子をアップしますので、お楽しみに!

2012年10月30日火曜日

いよいよ明日、「東南アジア青年の船」1day visit【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

明日は「東南アジア青年の船」の参加国11か国の青年たちが約50名
ヒッポファミリークラブへ1day visitで来てくれます。

 

事前の参集式やレセプションに参加して、事前にヒッポを訪問してくれる各国の子に会ってきました。(様子はヒッポのfacebookで見てくださいね~)
明日、再会できるのが楽しみです!

今日は、午後から会場になる部屋の準備をします~。

2012年10月26日金曜日

今年のインターン生のダニエルです!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

今年度のヒッポファミリークラブのインターン生、ダニエル(アメリカ・18歳)です。
ウクライナ生まれの彼は、ロシア語、英語、そしてスペイン語を話す多言語人間。
今は、ヒッポの東京本部で、毎日周りの人たちとおしゃべりをしながら
日本語を自然習得中!
なんでもすぐに真似するダニエルは、ヒッポでも人気者です。
 
何年か前に、日本にPTPIのプログラムで来日。
日本では、観光やいろんなプログラムがあったけど、
一番、心に残ったのが、ヒッポでのホームステイだったそうです。
アメリカに帰ってから、ヒッポを探したけれど
家の近くにはヒッポがないことがわかって、がっくり。
でもホームページで、日本のヒッポでインターン生を募集していることを知り
多言語に興味もある自分がぴったり!と思って、応募してくれたそうです。
 

 
 
日本でも友だちをいっぱいつくりたいそうです。
みんな、友だちになってね~!

2012年10月23日火曜日

Welcome back!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

ヒッポファミリークラブの東京本部に、
昨年、日本に高校留学していたタイのバイテンちゃんが、
お姉さん2人と一緒に遊びに来てくれました!


            バイテンちゃん(左端)とお姉さんたちとホストママ(右端)

高校生で留学していたころは、日本食が大好きで
とくに好きだったものは、天かすだったそう。
なんにでも天かすをかけて食べるバイテンちゃんに
今回も、ホストママは
1kgもの天かすを買って待っていたそうです。

約1年間、ホームステイをしながら
学校に通うって、本当に大変なこともあっただろうけど
こうして戻ってきてくれるのが、嬉しいですよね。

2012年10月10日水曜日

ヒッポファミリークラブは冒険中!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

今、ヒッポファミリークラブでは、
ことばを「聞く」のではなく、ことばに「浸ろう」の実験中です。

どうするのか?
とにかく世界のいろんなことばが聞こえてくる環境をつくって
その中に身を置く感じ・・・。
ひたひたに浸ってみる。
具体的には、家の中のリビング、洗面所、子供部屋など
3か所以上から音を出して、
家の中に、世界のどこかの国の人のおしゃべりが聞こえてくるような
そんな楽しい環境をつくっちゃおう!という感じです。
名付けて「C3P」!

今までも
東京本部の事務所では、フロアのあちこちにCDがあって
いろんなことばのCDがかかっていました。
ファミリー推進部の近くでは、フランス語やドイツ語。
国際部のほうへ行くと、中国語やスペイン語・・・という具合。

そして、とうとうトイレにもCDが登場しました。
今日、個室で私を待っていてくれたのは、韓国語のイチロー!
ほっとした時に、ふわ~っと聞こえてくるって
思ったより、いい感じです。




やらねば・・・と思うと、気が重たくなるあまのじゃくの私ですが
「浸ってみたらどうなるのか?自分の体で実験だ」って思うと、
ちょっとやってみたくなって、
先週から我が家でも、
ちらほらと複数のことばが同時に聞こえてくる環境をつくっています。



でも一番、浸っているのは、愛犬チキータかな、今のところ。





2012年9月27日木曜日

赤ちゃん研究会【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】


今日、ヒッポファミリークラブの本部には、嬉しくなるほどたくさんの赤ちゃんたちが
べべフィーに集いました!
わが子のことばの成長を通して
お母さん自身の多言語の成長も、見つめてみようというフィールド。

大人も、初めて聞くことばの中にぷわぷわと漂い、
漂っているうちに、何もわからないと思ってたそのことばが
なんとなく知っていることばになってきて、
何度か耳にしたことばを、とりあえず口にしてみると
その国のことばを話す人たちが、ことばとして受け取ってくれる。
大人は「あぁ、そうやって使うのか」とか
「へ~、そんな意味なんだな」って、思いながらゲット・・・。

こどもは、そんな時、きっと何も思わないで、
ただ口にするだけなんだろうな~。
楽しいから言ってみる。そんな繰り返しなのかなー。
この子たちを見ていると、そんなことを思います。



大人たちの足元で、
こどもの世界が繰り広げられています。
何を話しているのかな?


お母さんの抱っこで、ロンドンブリッジ。
子どもたちには嬉しい時間・・・。
このフィールドに集まってきたお母さんたちを見ていると
親子で、多言語に触れながら、のんびりゆっくり子育てを楽しんでいるようで
皆さん、にこにこ楽しそうです。

 
最後は皆で、中国語でさようなら。
「再見、再見!朋友们 ♪ 」

2012年9月26日水曜日

夏のオープントラカレ講座【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】


今年で7年目を迎えたトラカレオープン講座。今回は、ヒッポで育った若手研究者の方々の講座もありました。
 
竹内昌治さんは、工学博士でモノ作りが専門。あらゆる分野の研究者が入り混じった研究室の話がヒッポのメンバーには共感十分!特に子どもと男性メンバーは目をキラキラさせていました!
 
鈴木淳さんは、量子情報理論が専門。量子コンピューターのことや相関関係の話などをわかりやすく話していただきました。
 
 
 
古澤力さんは「細胞が語り合うことばを理解する~計算機シュミレーションによる生命システムの解析」というテーマでお話ししてくださいました。
古澤さんは大学では物理学を学び、その後生物学や医学、情報科学と幅広く研究され、今一番理解したいことは「生きものと機械のシステムとしての違い」ということで、物理を背景にした生物の研究をされているそうです。実際にはスーパーコンピューターなどを使って、計算機シュミレーションから生物の発生過程での幹細胞の性質や、細胞間のコミュニケーション(相互作用)など生物のシステムを研究されています。
 
 
 
 
 
どの講座もすごく興味深いお話でしたが、今回は古澤力さんの講座の様子をお伝えします。
 
古澤さんが「生きものと機械の違いはなに?」と質問すると、こどもたちからは「生きものは勝手に増えて勝手に動く」と答え、冒頭で古澤さんを驚かせるシーンも。
機械は、ねじのサイズ一つ違っても、同じものをつくれないけれど、生きものは自分自身と大体同じでちょっと違うものをつくり、それが何世代もの時間を経て、進化していきます。
 
私たち人間は、親から受け継いだDNAの中にある遺伝子情報によって今のこの自分が生まれてきたわけで、また人間一人の中にも、200種類、60兆もの細胞からできているのに、同じような人間となり、各細胞がほぼ間違うことなく同じような人間の部分になります。なぜ筋肉の細胞は筋肉に、血管の細胞は血管になるのでしょうか。
古澤さんは、それらに対してシュミレーションで、細胞の発生過程でわかっているいくつかの条件を満たすモデルを計算機上につくり、細胞のふるまいの本質を見つけることができたそうです。

細胞は、細胞間のコミュニケーション(タンパク質を通した相互作用)によって役割分担し、筋肉はちゃんと筋肉に、神経は神経になります。でも、こんな複雑な私たち人間(だけでなく多細胞生物)がなぜこんなに安定して繰り返し生まれてこられるのか?それは細胞の中の幹細胞に、自分自身と同じものをつくる能力と、いろいろなものに変化できる能力があるから。たとえば傷を負った時に傷が治るということは、皮膚だった細胞が皮膚に戻るのではなく、皮膚の近くの幹細胞が皮膚の細胞へ変化するのだそうです。

そして幹細胞が、時間的にふにゃふにゃしていること、いろんな状態に行ったり来たりしている幹細胞の性質が大事で、この「ゆらぎ」が進化とか適応など生物システムが持つ柔軟で安定した性質の本質的な部分なのだそうです。この細胞のゆらぎを、シュミレーションから探って、大学時代には予測していたという古澤さん。最近実験からもわかってきて「ゆらぎ、細胞はフラフラしている」ということが共通認識となってきたそうです。

こんな話を古澤さんが、対称性の破れを例にとって話してくれると「おぉ~!」とどよめきながら「それなら何となくわかる」とうなづく人たちや、「ふらふらしていると何にでもなれる」というキーワードに「よく親からフラフラしてると叱られるけど、今日の講座の話を聞かせてあげたい」という高校生がいたり、傷が治るのは幹細胞の変化という話を聞いた小学生が「整形手術をしたらどうなるの?」と質問したりと、皆のはてな?も大きく揺さぶられて、わからない世界をフラフラして、大人も子どももワクワクした講座となりました。
 

2012年9月19日水曜日

韓国から【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

先日、韓国ヒッポの新人フェロウが二人、来日し
ホームステイをしながら、
ワークショップに参加したり、榊原さん懇談会に出たり
日本のヒッポを楽しみました。
帰る日、本部におみやげです・・・と持ってきてくれたのは大きな瓶入り柚子茶。
涼しくなったら、みんなでいただきます~!

夏の青少年交流で韓国へ行ってきた本部スタッフ。
この大きさが韓国だよね~、うれしい~!

2012年8月31日金曜日

スペインチーム準備万端!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

ヒッポファミリークラブでは、2012年度のYear Longプログラムで海外に留学する高校生たちがこの夏、世界各地へ出発しています。

国によって、出発する日が違うので、旅立つ仲間を見送りつつ、自分たちの準備も最後までがんばるヒッポの高校生たち。
この日は、スペイン組が渋谷のヒッポ本部にて、帰国生などを迎えて体験談を聞いたり、スペイン語を歌ったりして準備していました。

高校留学をすることを決めてからのこの1年間、仲間と一緒にやってきた準備は絶対、現地で自分を支えてくれるから、自分自身を信じて、がんばってきてね~!!

2012年8月27日月曜日

Year Long番外編≪イタリアその1≫ 【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

2011年度のヒッポファミリークラブの高校留学でイタリアへ行ってきた平澤杏佳さんのエッセイを紹介します。
杏佳さんのパネットーネへの愛が感じられますね~。
 
 
 
クリスマスの出逢い
 イタリアとえばパスタやピザなど食でよく知られるけれど、Natale(クリスマス)に食べられるお菓子はあまり知られていない。それはパネットーネといい私を散々苦しめた張本人である。
 大体クリスマスの1ヶ月くらい前になると店先に顔を出す。お菓子というより甘いパンに近い。中にレーズンやドライフルーツが入っているのが基本だけどメーカーによっては上にアーモンドや砂糖がのっている。なかには変わったパネットーネにも出会った家の近くの超おいしいパン屋のオリジナルで、1つは砂糖煮した梨とチョコが、もう1つはマロングラッセがレーズンの代わりに入っていて、まあ、これは特別。格別においしい!

ある日マンマが大きな箱をぶらさげて帰ってきて「イタリアのクリスマスはね、これを食べるんだよ」と言いながらパネットーネを家族みんなに切り分けてくれた。ふわふわしていて味はシンプルでおいしい。
その後、パパとマンマの友だちからクリスマスプレゼントとしてもパネットーネをもらい、家にまだあるというのに、買い物に行くとパパがまた買ってきたりして、気付くと家の中のパネットーネは、すごく増えていた。
そうなると頻繁にヤツと顔を合わすようになる。イタリアの朝ごはんは主にクッキーを食べるのだけどパネットーネがその隣に並んだり、夕飯のデザートにもでてきたり。もちろんおいしいから最初は食べるけどさすがに1日2回食べた時や食糧庫に何箱か食べられるのを黙って待っているのを見るとげんなりする。マンマも毎日にならないようたまに切ってくれるのだけどなんせ大きいから一度箱を開けると2,3食は食べないと1つ分は終わらない。
 
 
 でもヤツらの活躍の場は家だけじゃない。クリスマス休暇最後の学校はお菓子やジュースを食べながらパーティーをするのだけどそこでも食べた。マンマとホストと行っていたプールでもクリスマスパーティーがあってそこにもパンドーロ(クリスマスのパン菓子)と一緒にいた。友だちの家に遊びに行くとおやつにでてきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 やっとクリスマスもおわり大晦日、友だちの家に泊まらせてもらった時、イタリアでは年越しそばの代わりに何を食べるのかな、とドキドキしながら12時を待っていたらシャンパンを開け始めた。おしゃれ~と思っていたらそこで予想もしていなかったことが!友だちのお母さんがなんとパネットーネを持ってきた!家にはまだ3箱くらいあって、でもさすがにパネットーネもシーズンが終わっただろうとたかをくくっていた矢先だったからショックは大きい。そうか、正月ってこっちだとクリスマスのおまけだからまだあなた、いるのね・・・。断れないから食べたけど。結局2月が終わっても、パネットーネは2箱くらい家に残っていた。
 
 
 
 そして復活祭コロンバという鳩をかたどった(結局はパネットーネと同じ中身の)パン菓子が出てきたのにはびっくりした。姿を変えてまだ私の前に現れるのか、と思った。
 イタリアで嫌と言う程食べてうんざりしていたけれど、帰国した今、ふとした瞬間にアイツのことを思い出して恋しくなる。そんな私はパネットーネの魔力にかかってしまった一人なのかな?
 

2012年8月24日金曜日

夏のオープントラカレ講座 講師・若き研究者;竹内昌治研究室を訪問!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

 今年の夏のオープントラカレ講座は、8月前半4コマ*開催されましたが、
幼少時からヒッポファミリークラブの環境で育ってきた方々が今若き研究者として活躍!
その先生方がご自身の最新の研究から、
ヒッポの小学生~家族、お父さん、シニアメンバーに楽しいお話をしてくださいました。
 講座に参加していたヒッポインターン生のStephane Barritaultくん(フランス・パリ)は
竹内昌治先生の講座を聞いて、生体の埋め込みセンサーや創薬、再生医療などに
大変関心を寄せ、竹内先生に質問もしました。
講座の後ご挨拶に伺い「研究室に行くことはできますか」とたずねたことから、
竹内昌治研究室に訪問が実現しました。

 
 
 8月8日(水)のお昼、Stephane、千代田崇(高3)、
Henri de Charnaceくん(崇のフランスYLのホスト)、千代田美奈子、
上斗米正子(言語交流研究所研究員)で東京大学生産技術研究所を
訪問させていただきました。
 東大駒場研究エリア、モダーンな研究棟の2階が竹内昌治研究所、
先生を訪ねると打ち合わせ中で来客スペースで待機。
 笑顔の竹内先生登場、約10年前にゼロからこの研究室をたちあげたこと、
少しずつ研究者、予算、研究設備を整えていかれたことを
昨日のことのようにお話してくださいました。
後半は研究室内訪問。
 
 
 
 
 最新の研究設備もかなり充実、でもいたるところ手づくり装置満載で、
竹内先生のご研究や研究室隅々に注がれている愛を感じました。
 竹内先生が今の道に進むきっかけにひとつは、大学院で研究を続けようかどうか
迷っていたあたり、エレクトリックコックローチに出会い、その仕掛けなどが凄く面白く、
生体とメカニズムの融合の道に繋がってきたということでした。
 また研究にため、早く早くアメリカに行きたいと願っていて
(それは中学の時、ヒッポファミリークラブの
夏1ヵ月のアメリカホームステイ交流に参加されていたので、
その空気感が忘れられず・・・かな?と思いましたが)、
夢が実現して遂にMITで研究することになったのですが、行ってみると、
研究の方法や進め方がすごく異なるとか素晴らしいとかではないんだ・・と実感して、
日本で面白い研究をしていこうと・・など、講座では聞けなかったお話しも楽しかったです。
 
 

 
 竹内研究所の特徴は、「異分野のことばを話そう!THINK HYBRID」の合言葉のもと、
数学、物理学、化学、生物学、社会学、医学、工学、芸術など、多様な分野の
研究生や専門家みなさんが、各研究分野の境を融合させて、
生体材料を使った『ものづくり』にチャレンジされていることです。
研究室に集ってらっしゃる約60名の皆さん、年齢も専門分野も国籍も超えて、
竹内昌治研究・開発ファミリーにわくわく参画されているようで、
まさに多言語で「ことばと人間」を探求するヒッポの手法!と感じました。
 生体とメカニズムのインターフェイスものづくり~竹内先生の研究室は、
社会に対して新しいものづくりを提案していくこと、
また若い方々に「新しいわくわくの種」が投じられて、それが広がっていくことに
使命がありますと、誰よりも竹内先生が、「小さな世界の大きな貢献!」に
キラリと夢を膨らませておられました。
 
 Stephane、Henri、崇の日仏若者がお礼や感想を述べる姿に、
今日の「種」は必ずや国境を超えて花開いていく・・と確信いたしました!
竹内先生謝謝!多謝!
記;上斗米正子(Stephaneホストママン)



後半、夏のオープントラカレ講座は
8月28日(火)AM;永井清陽さん「ヨーロッパの多言語、アジアの多言語」
                      PM;塚原祐輔さん「自分のゲノムに書かれていることが分かったらどうなるの?」
8月29日(水)AM・PM;山崎和夫さん「相対性理論~光速度不変の原理、E=mc2、歪んだ時空等」です。Bienvenue!!

*前半、夏のオープントラカレ講座は
8月1日(水)AM;竹内昌治さん「It's asmall world~異分野コミュニケーションが拓く小さな世界」
                    PM;古澤力さん「細胞が語り合う『言葉』を理解する~計算機シュミレーションによる生命システムの解析~」
8月2日(火)AM;鈴木淳さん「情報と量子~量子もつれで広がる新しいコミュニケーション」
                    PM;藤村靖さん「シラブルについて」
4コマで延べ約600名の方が参加され盛況でした。

2012年8月17日金曜日

Animo!12YLメキシコ組、出発【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

つい1ヵ月くらい前には2011年度のヒッポファミリークラブのプログラムで留学していた
子どもたちが帰国し、渋谷のヒッポ本部もいつにもまして多言語が飛び交っていたかと思ったら
8月に入り、2012年度のYear Longプログラムの出発が始まりました。

写真は、メキシコへ出発する6人と、応援隊の人たち。(8/13成田空港)



10ヵ月後、彼らがまるでメキシコ人のようになって帰ってくることを楽しみにしてます。

きっと楽しいことだけじゃなくて、大変なこともつらいこともあると思うけど
一生に一度きりのイヤロンです。
自分を信じて、自分のことばの成長をみつめて
またそれをことばにしてくださいね。
身体に気を付けて、Animo~!

2012年7月17日火曜日

Parisから来たインターン生【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

今日(7/17)から8/10まで、フランスから来日したステファンさんがインターン生としてヒッポファミリークラブの東京本部に来ています。
フランス語はもちろん、イタリア語、英語、日本語を話す多言語人間のステファン。ぜひ本部に来た際には声かけてくださいね。
ステファンからヒッポファミリークラブの皆さんへメッセージです。
4ヵ国語で話しています。
                  動画はここからgo!   ←クリックしてみてね。


2012年7月2日月曜日

Year Long 【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

2011年度のヒッポファミリークラブのYear Long Program(高校留学)でアメリカのユタ州から
帰国した大野夏希ちゃんのメッセージと、ホストファミリーから夏希ちゃんのお母さん宛ての
手紙を紹介します。

                                                                                           Natsuki Ono
I had been to America for 10 month as and exchange student. I had such a good time in there. I think it is because of my awesome host family. They treated me as a real daughter even they actually didn't have any daugher. They suported me all the time while I was in there. They made my life in America.  Now I came back here and live in Japan like I used to be. I really miss them. I have my family and friends in here and I love them so much. But nobody can be them. They said me I can come back there whenever I want, or convenient. So I will go back to America and see them again.



Dear Ikumi,
Tank you for trusting us with your sweet daughter for 10 months.
We will miss her so much, but we know she is excited to be with you again.
We did our best to give her a fun and loving home.
Thank you for sharing your culture with us by way of your thoughtful Japanese traditional gifts.
We will never forget this experience.
Any of you are welcome any time in our home. We will get Natsuki to the airport safely and early.
Tank you again for the opportunity to get know Natsuki!
Love,
The Lunds


2012年6月29日金曜日

ゴカゲツ 【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

先日、ヒッポファミリークラブの「7ヵ国語で話そう」講演会へ行って、
託児ルームをのぞいた時のことです。

ボタンを押すと英語で“Hi, how are you?” とか
“What's your name?”とか聞こえてくるおもちゃがあって、
こどもたちは丸っとまねをし始めました。
私が感心して、思わず「お~」と手をたたくと、
今度はみんなで一斉に「おー」って言って手をたたく。

それまで個々に遊んでいたのに、
まねっこが始まると、その場がなんとなく
ひとつになっていくのが、面白いですね。
「わっちゃ~ねーむ。おー」パチパチが1セットになって
何回も続きます。

その中に、例の超短編読み聞かせしてくれる
花ちゃんがいました。
相変わらず興味深いことをいろいろ言ってくれる花ちゃん。

「あのね、ピアとって」とおもちゃのピアノを指さします。
これって、ピアノの「ノ」を、
準体言助詞とかいうやつの「の」だって思ってるんだ!

でも花ちゃん、準体言助詞のことは
知らないだろうな~。
きっと、助詞ってなぁに?文法ってなに?って感じでしょうね。



ひとしきりピアノで遊んだあと、
花ちゃん、自分のおなかを指して
「ゴカゲツ」ってにっこり。

そう、花ちゃんのお母さん、今妊娠5ヵ月なんですよね。

きっとお母さんが、おなかをさすりながら「何ヵ月ですか」
「5ヵ月なんです~」とか言ってるのを聞いてるんだなー。

2012年6月15日金曜日

超短編物語 【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

私のヒッポの友だちに、2歳の花ちゃんという女の子がいます。
その花ちゃんのお母さんが「最近、花が本を読んでくれるの!」と
嬉しそうに話してくれました。

花ちゃん
「むかしむかし、おじーさんとおばーさんがチューしてました。おしまいっ」

 家でどんな話を聞かせてるの~?!と思ったら
「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」
と、ごくシンプルな昔話。

花ちゃんにはそう聞こえるのね~、
ちゃんと「おしまい」って言って、話を終わらせてるんだーなどと
大人が勝手な解釈をしてるそばで「ジュース、ちょっとちょうだい」と
言いながら、ごくごく飲んでる花ちゃん。


                  ▶ もういっぱしです。

赤ちゃんの頃、のどが渇くと
泣くだけだったり、
少ししてからも
「ちょーだぃ」って、要求が
ストレートだったのが
ある日
「ちょーだいよぉ」と
ニュアンスが出てきて
今では「ちょっと、ちょうだい」と、
もらい方もうまくなってきた。

ファミリーでも
小学生たちとただ笑いながらくすぐりっこして遊んでたのに
いつの間にか「コチョコチョしちゃうよ~」とか一人前に言ってる。
もうすっかり自由自在な感じです。

きっともう少ししたら
「おじいさんとおばあさんが住んでました」って
言えちゃうんだろうな~。






2012年5月24日木曜日

大学生プロジェクト「レターシステム」 【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】


大学生プロジェクトの「ヒッポレターシステム」をやっています。
メキシコから来てるティノと中国のさっくん、YLフランス帰国の高校生たちで
各国語のヒッポのテキストに漢字を入れてみたり、
ローマ字に置き換えてみたり。
音があると、文字でもいろいろ遊べて楽しい!




このイラストは、ヒッポのマテリアルCD通称「イチロー」のある場面です。
これを見て、みんなは何語が出てきますか?
まだまだ遊べそうなことがいっぱいのレターシステム。ぜひのぞいてみてくださいね。

2012年5月9日水曜日

¿Por qué no nos equivocamos?~どうして間違えないのか?~


                                                                                                        Por  Yo Sakakibara
                                    ひっぽしんぶん35号より





Cada año, en esta temporada los jóvenes estudiantes de preparatoria del Programa  Year long que regresan a  Japón después de un año vienen a mi oficina para charlar conmigo.
Después de volver de países como Estados Unidos, Francia, España, Suecia, etc. Ellos pueden hablar naturalmente el idioma de ese país. Los ojos de todos brillan  y su comportamiento y actitudes  son  como los de las personas de  esos países, ahora ellos  rebosan  una fuerza especial. 
Ahora ellos conocen un nuevo mundo y yo pienso que al volver  redescubren lo que es la vida en Japón. Lo más importante es que cuando logran terminar el Programa de intercambio de un año, adquieren confianza en ellos mismos.
Al volver estos  jóvenes, sus padres no pueden  disimular lo felices que están y eso me hace sentir muy bien.

Hace 10 años fui a la Universidad de Nueva York para hablar a cerca de Hippo con  algunos maestros. En ese tiempo acababan de iniciar las actividades de Hippo en los Estados Unidos y las fellows que fueron conmigo estaban muy nerviosas porque sabían que esos maestros eran maestros de lenguas extranjeras. Yo les dije que no se preocuparan por ello, que lo único que debían hacer es hablar acerca de sus propias experiencias. Y después de la plática, ellas continuaron  hablando con esos maestros en sus diferentes idiomas.
La superficie de los Estados Unidos está cubierta por el inglés pero si rascas un poco aparecen personas que hablan diversos idiomas. Entre los  profesores de la universidad que se reunieron pudimos encontrar algunos cuya lengua materna no era el inglés. 
En Hippo si algún socio habla ruso, logra interesar a alguien más en el idioma ruso, si habla tailandés interesa a alguien en el idioma tailandés. Pero por  ejemplo, si una de niña 7 años emigra de Rusia a los Estados Unidos trataría desesperadamente de  hablar el inglés aún a costa de olvidar su propia lengua. Seguramente al cabo de 20 años habrá olvidado su lengua materna, pero si ella fuera miembro de Hippo  podría nuevamente revivir  la lengua rusa. 
Después de la reunión una tormenta de  preguntas  vino a nosotros. Un profesor de alemán preguntó:  “¿por que  ustedes  no cometen los  errores de gramática que suelen tener mis alumnos?”.
Una fellow contestó “Nosotros en Hippo  nunca hemos estudiado gramática, por lo que no conocemos la gramática de los idiomas como la del  francés o el  alemán”. Cuando encontramos  Hippo no estudiamos,  por lo que no sabemos  de gramática y tampoco  sabemos si cometemos errores.
“¿Sr. Sakakibara, por qué pudo hacer algo como esto?”, preguntaban con  caras de incredulidad.Yo les dije que preguntaran en el parque a niños de 3 años por qué no se equivocan en la gramática, incluso podrían preguntarles acerca de su formación, con lo que todos quedaron tranquilos. Después de terminar la plática nadie quería salir del lugar.

Los muchachos del Programa de un año pueden hablar como nativo, natural y fluidamente la melodía  de esos idiomas. ¿Por qué no cometen errores de gramática? La  respuesta  tal vez sea  que solo hablan. Si ellos supieran que cometen un error no podrían seguir hablando.
El proceso de la adquisición natural de idiomas al igual que el agua busca la ruta más fácil para llegar a su meta, lo que hace más cómodo el poder hablar. Cuando hablas inglés debes sentirte cómodo hablando inglés.
Cuando no cometes errores no desperdicias tu energía.


2012年4月27日金曜日

ことばを勉強しないわけ(ひっぽしんぶん22号より)


不學語言的理由     言語交流研究所Hippo家族俱樂部代表理事   榊原 陽
北京人說北京話。有許多日本人正學著中國北京話,首先,他們多會被要求學北京話特色的4聲韻〈北京話的抑揚頓挫等發聲〉,接下來是學文法。多數學了1、2年中文的人,大概多在這階段上放棄中文吧!但相信沒有任何一個說著北京話的中國人是先學4聲韻後,才會說中文的。對於大多數能說著流利北京話的北京人,沒必要去認識文法。因為在4周都說著北京話的自然環境下,漸漸地,在那環境下接收到語言的所有人,也能自然而然地會說,這就是中文,不只限於中國人,這也叫做自然地學習人類語言。
在中國有很多人看不懂字,但那些人卻多能說著很好的中文,Hippo的成員裡面也是,短短幾個月內,就有人能跟著中文錄音帶,唱著一模一樣的歌,但那些人並不了解中國語的4聲韻或文法,當然也有很多人看不懂中文,但他們在會唱會說後,再回頭來看那些文字,「啊!」地一聲,竟有人能在突然間看懂那些字呢!
「文字本身並不會發聲」。體驗過韓語的人也很多,在還不會韓語發音時,對韓語文字大概也只是圓形和三角形模樣的概念。但在會說後,將會發現原來聲音是探索文字的線索,任何語言都是如此,文字大概只是那語言的代表性標誌吧。因為對文字而言,語言可說佔了決定性要素,但那個語言的旋律或音節,並沒有表現或被展示出來,就因為有其自由度,那才是最重要的。
這樣說起來,對我們來說,自然語言中的自然學習,就好像是漸漸能看清些什麼,且那東西也會呈現出輪廓逐漸鮮明清楚的感覺。
除掉所有被人工製造出的語言,所有語言都是自然語言,且在這自然世界中,沒有一個語言是在刻意學過之後才會。沒有文字但卻存在世上的語言達到半數,這些沒有文字的語言,很幸運地可以不用成為被學習對象。但即使如此,我們並沒有看到過有不說語言的人類啊!

人類的定義是什麼?目前為止,將我們看過的事物總結來說,人類是因會說話而存在。人類的歷史有百萬年、數十萬年等等說法,但在那數十萬年前的人類語言,又是什麼樣的語言呢?
跟著來參加懇談會的小嬰兒,被母親抱在膝蓋上,其他2、3歲的小傢伙們興致高昂地不斷和那小嬰兒說話。小嬰兒也開心地「嗯!嗯!」,似乎在回答些什麼。像那樣的小傢伙們,還有小嬰孩,並沒有因語言感到任何限制或不自在,他們活在不欠缺、不窘困的語言之中,需要的語言,任何時候都是百分之百的存在著。我想,人類構成數十萬年的語言歷史,在一個人出生後0歲、1歲、2歲、3歲等等成長過程之間,似乎被凝聚濃縮著呢!

2012年4月13日金曜日

Let's enjoy!

















ステファニーと英語で話そうとチャレンジしているのは
12YL生の何人かとYL帰国生。
気軽におしゃべりしながら
英語に馴染みたいところですが、
これからYLへ行く12生たちは、やっぱり緊張気味。
緊張すると、日本語だって出てこないから
英語はさらに遠ざかってしまうんだよねー。
でも、がんばって!


ステファニーからのメッセージ!
=====
YL生と英語をいっしょに話した。YL生はすごく心配してテストみたいだと思う。
でもconversationはテストじゃないからmistakes大丈夫。
一番だいじなのは話す時don't be afraid to make mistakes and if you don't understand,
let that person know and ask them to report it or speak more slowly.
The only way to gain more confidence is to practice speaking.
 Stephanie Hemshrot (from U.S.A.)LEX Intern

2012年4月12日木曜日

トラカレ講座 その5


3/23(金)11:00~12:00 親子Special
講師:酒井邦嘉さん(言語脳科学/東京大学大学院准教授) 
トラカレオープン講座初の小4以下のこどもと一緒に参加できる講座です。
赤ちゃん連れのお母さんたち100名近くが集まりました。 
今回は酒井邦嘉さんの絵本「ことばの冒険」(明治書院)を開きながら、
ことばがどうなっているのか、こどもたちと一緒に本を読んだり、
お話を聴きました。
私たちが誰でも持っている「ことばの木」。
ことばは、いくらでも長くできるんだよと、こどもたちと一緒に
「これは ものがたりの本をよんだ男の子の すきなクジラの くらしている
うみの かなたにある しまにはえている やしの木にのぼった サルの
見上げた ほしをしらべにいく ロケットです」とことばの木を増やしてみました。
どんなにことばが増えても、瞬時に「これ」が何を指すのかわかるのが、
自然言語だそうです。 
「かなしい」「うれしい」「たのしい」ということばを酒井さんが言うと、
聞いていたこどもが「かなしいは過去」「うれしいは現在」「たのしいは未来」と
発言する場面も。
確かにかなしいことは過去のことが多いし、
うれしいのは今、未来は楽しいことが待っているねと、
こどもたちの本質をつかむ力に驚いていました。
私も今回の講座は全般的に
こどもたちのすごさを感じました。
全部書き留めたい、
聞き逃すまいと
メモを取ったはずですが、
終わってみると、
ことばになかなかできない。
そのわきで、
こどもたちがバンバン
自分の思ったこと、
面白かったことを
みんなの前で言っていました。
小学生たち、すごいなー!

2012年4月11日水曜日

トラカレ講座 その4

3/22(木)午後は、南繁行さん(電磁気学/大阪市立大学大学院教授)です。
「ことばの科学」
科学というものはどこであっても同じ現象がおこることです、とおっしゃる南繁行さんは、
電磁気学の研究から、電気自動車、電気船、オーロラなど幅広く研究されています。
振り子の現象は、地球上どこへ行っても同じ動きをし、その規則を見つけるのが科学者です。僕の振り子と君の振り子が違うなどということはないわけです。
どんな人が「あー」と言っても大抵は「あー」だとわかるけれど
「あ」という音をつくることは難しいのだそうです。
またコンピューターで音から文章を起こすことはできるけれど、
そのスピーチが怒っているのか、喜んでいるのかはコンピューターにはわかりません。
機械ではわからない、人間にしかわからないものは数値にしにくいが
大きな情報量があります。
連続しているもの(マルコフ過程)は、次が予想できるそうです。
株価や暗号解読、天気、ファッションなどですが、
一方でその予想をどう受け取るかは人間です。
どう自分が判断するかが大事であり、
そこに数値にしにくいけれど大事なものがあるようです。

トラカレ講座 その3















3/22(木)10:30ー12:30講師:鈴木 堅史さん(言語交流研究所 理事)
「Lexology(榊原さんのメッセージ)を紐解く」
ヒッポファミリークラブが誕生して30年。
30年前、なぜ韓国語をやるのか、たくさんの人から反発を受けながらも「隣の国を越えて、世界はない」と英語、スペイン語に続き、韓国語を導入してきました。多言語だからこそ見えてくる人間の認識や「人間の言語」にある普遍的基礎構造、また日本語での母音や子音の美的配置について、さまざまなエピソードと一緒にお話しを聴きました。今回はとくに、子音がどう並んでいるか、自分たちの口を使いながら確認したり、また古代日本のことばやスペイン語、韓国語における音の弁別などについて聴きました。ことばの働きは、知識の積み重ねではなく、自分の体験や想像力で、わからないことがわかっていくということを改めて実感できる講座でした。
堅史さんの話を聞いた後
グループを作っていろいろ話しました。

2012年4月2日月曜日

トラカレ講座 その2

3/20(火・祝)の午後は、
岩田誠さん(神経内科学/東京女子医大名誉教授)の講座でした。
「読み書きする脳」というお話をしていただきました。
進化史からみると、ヒトの脳は2段階の飛躍があったそうです。

第1の飛躍は、巨大な連合野の獲得。
これによって正確なコミュニケーションが可能に。
第2の飛躍は、文字の発明だったそうで、
このことによって、時間と空間を征服したともいえるそう。
また文字には、絵文字、表意文字、表語文字があり、
表語文字のなかに、形態文字、表音文字などがあり
音節文字、子音アルファベット、母音アルファベットなどがあり・・・。
気が遠くなるようなくらいの分け方があるんですねー。

漢字とカナが脳の中で、司る部分が違うということが
私には、不思議な気もしたし、
でもカナには(画数が少なくて簡単ということ以外でも)
度忘れがないことに、何かあるのかなーと思ったりしました。
漢字の意味は、文字を習う時に一緒に覚えるけれど
体験的なものとしての「意味」は後からついてきますよね。
(でも、十分な体験があってから習う漢字もありますねー)
うーん、妄想やら何やらで
私の脳はパツンパツンになってしまいました。
わかるところだけわかったような、
わかりたいようにわかったような、
なんとも身勝手で不安な私の脳です・・・。
でも先生の、
研究者というだけでなく
実際の患者さんに寄り添っている
苦しんでいる人を救いたいという現場のお医者さんとしての
あたたかな気持ちが、お話からにじんできました。

そんな大人の感想よりも、
すごく素敵な講義ノートを書いている子を見つけたので
紹介しますね。

 ↓ 講座を聞いた吹戸美南さんの講義ノートです。
美南ちゃんのお隣の伊藤さんにも
会ってみたくなりますね。