2012年4月11日水曜日

トラカレ講座 その4

3/22(木)午後は、南繁行さん(電磁気学/大阪市立大学大学院教授)です。
「ことばの科学」
科学というものはどこであっても同じ現象がおこることです、とおっしゃる南繁行さんは、
電磁気学の研究から、電気自動車、電気船、オーロラなど幅広く研究されています。
振り子の現象は、地球上どこへ行っても同じ動きをし、その規則を見つけるのが科学者です。僕の振り子と君の振り子が違うなどということはないわけです。
どんな人が「あー」と言っても大抵は「あー」だとわかるけれど
「あ」という音をつくることは難しいのだそうです。
またコンピューターで音から文章を起こすことはできるけれど、
そのスピーチが怒っているのか、喜んでいるのかはコンピューターにはわかりません。
機械ではわからない、人間にしかわからないものは数値にしにくいが
大きな情報量があります。
連続しているもの(マルコフ過程)は、次が予想できるそうです。
株価や暗号解読、天気、ファッションなどですが、
一方でその予想をどう受け取るかは人間です。
どう自分が判断するかが大事であり、
そこに数値にしにくいけれど大事なものがあるようです。

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