いろいろと分かれて
フィールドを行っています。
この日、
相対性理論チームが集まって
霧箱実験をしました!
ところで、
見えないものを見たいとき、どうしますか?
手で触る、匂いを嗅ぐ、影を見る・・・
いろいろ方法はあると思いますが
手で触れないほど
小さなものが見たい場合は?
私たちや
私たちを取りまくさまざまなものは
どんどん小さくしていくと、
やがて分子や原子など素粒子といわれる
目に見えないくらい
小さなものに分割されます。
そして
私たちやモノを構成している粒子以外にも
空中にはいろいろな粒子が宇宙から
やってきているのだそうです。
そういえば、北極圏近くに見えるオーロラも
宇宙から飛び込んでくる素粒子ですね。
その粒子、
もちろん目では見えないけれど
その存在を確認できるのが、大学生プロジェクトの
相対性理論チームが、この日やった「霧箱実験」です!
低温にした箱の中を、アルコールの霧で過飽和状態にすると
その空間を通った素粒子が見えるというワケです。
素粒子が見えるというのではなくて、
素粒子が通った軌跡を見ているワケですが・・・。
*実験キッドでは
この円筒の霧箱の中に
α粒子を飛ばすしかけがあり
アルコールの霧が
いい状態になると
その軌跡が見えるのです。
下の動画では、実験中の様子が見れます。
(実際皆には見えたのですが、
動画には映っていませんでした、残念。)
光の当て方や霧の状態で、
見えたり見えなかったりするのですが
頭でわかっていたつもりの素粒子の軌跡が
実際に目で確認できたときの感動は、
結構なものです、ほんとに!
何年か前にノーベル賞を受賞した
小柴さんがやっていたカミオカンデは
この霧箱キッドの何倍もの大きな
バージョンなのかな?とか、
南部先生(トラカレシニアフェロウ)が来日されたときの
「質量の起源」の講義のことを思い出したりしました。
霧箱の中で行われていることがわかっている子、
わからないけど、
なんだかすごいものを見たと携帯のカメラを構える子
さまざまな大学生たちでしたが、
和気あいあいと楽しく実験は終了しました。
まだ参加したことのない高大学生もぜひ、
相対性理論チームをのぞいてみてくださいね。
https://www.facebook.com/minako.chiyoda?ref=tn_tnmn
↑ 本当はこんなふうに見えるそうです。
『量子力学の冒険』1章73ページあたりにも
この実験のことが書いてあるので読んでくださいね。
また、アインシュタインの相対性理論は
トラカレの「04紀要」にも載っています。
ぜひ読んでくださいねー。
リッキーです。
返信削除100年前のドイツでは、粒派と波派に別れて、喧々諤々の大論争が巻き起こされていた・・戦争間近の明日はどうなるか分からない国で・・
最終的にまとめたのはボルンやハイゼンベルグでしたが、その最終段階の説明に使われたのが「霧箱」の説明です。