小学5年生から大人まで、毎年多くのメンバーの方が楽しみにしています。
今年は、8/2(火)~8/5(金)の4日間に7講座、のべ620人の参加がありました。
*竹内謙さん(元朝日新聞編集委員、元鎌倉市長)は、「ことばは堤防より強し」というテーマで、メディアリテラシー(報道をどう受け止めていくか)、“津波てんでこ”ということばを生きたことばとして日々の防災に取り入れた地域の話などをしてくださいました。個人的には、最後に竹内さんが自身のことを振り返って、大学で勉強したことを「専門」だと思い込まず、広い視野で世の中に出て行き、自分にできることをしてほしいというお話が、印象的でした。
今年は、8/2(火)~8/5(金)の4日間に7講座、のべ620人の参加がありました。
*竹内謙さん(元朝日新聞編集委員、元鎌倉市長)は、「ことばは堤防より強し」というテーマで、メディアリテラシー(報道をどう受け止めていくか)、“津波てんでこ”ということばを生きたことばとして日々の防災に取り入れた地域の話などをしてくださいました。個人的には、最後に竹内さんが自身のことを振り返って、大学で勉強したことを「専門」だと思い込まず、広い視野で世の中に出て行き、自分にできることをしてほしいというお話が、印象的でした。
*塚原祐輔さん(理研ジェネシス 代表取締役社長)は、「放射線が見えない脅威ってどういうこと?」として、原発問題を取り上げながら、放射線がどうやって発生するのか、原子や原子核の仕組みをわかりやすく話していただきました。昨年の「場」に引き続き、目に見えないものを人間がどう見つけてきたか、わからないものに名前をつけ仮定して見つけていくという話はとってもワクワクしました。
塚原先生に質問する司会のこどもたち
*藤村靖さん(国際高等研究所フェロウ、オハイオ州立大学名誉教授)は、「つりあいと安定」というテーマから、位置エネルギーと運動エネルギーの関係や振動について、また人間の認識などについて話してくださいました。とくに印象に残ったのは、抽象的に考えることは、難しいことのように思うが、実は人間にとって本能的にやっていることで、小さい子ほどやっている・・・という話でした。経験値の高い大人ほど、具体的な問題に囲まれすぎているのでしょうか。先生のおっしゃる抽象的ということばと、ヒッポでよく言われる大波が重なって感じられました。
*酒井邦嘉さん(東京大学准教授・言語脳科学)は、午前午後と連続講座で「アインシュタインの相対性原理」のことを話してくださいました。午前中はかなりの分量の数式&グラフで、ついていくのがやっとという感じでしたが、ローレンツ変換の数式から、グラフで収縮を目にした時はちょっと感動でした!
*丸山瑛一さん(理研イノベーション推進センター特別顧問)は、トランジスター開発史について。実験で、失敗を積み重ねながらトランジスターを開発するお話は、研究者の探究心と人間臭さの表裏をみるようでした。丸山先生がテレビの撮像管を開発した当時のことを振り返り、「やることが残っているうちはだめですね。すべてやり尽くした時に次が見えてくる」というご自身のことをお話は、重みのあることばでした。
丸山先生に、トランジスタの仕組みや半導体について質問する高校生たち
*鈴木堅史さん(ヒッポ理事)は、レクソロジー(榊原さんのメッセージ)を紐解くと題し、榊原さんがこの活動を始める以前から見つけてきたことばの振る舞いについてお話しました。ことばが時間と空間のゲシュタルトという話は、酒井先生の相対性理論の中での話とも重なって興味深かったです。Year Long(高校留学)から帰国した高校生たちが、現地での自分の体験に響いたように何人もの子が感想を話してくれました。
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