2012年8月24日金曜日

夏のオープントラカレ講座 講師・若き研究者;竹内昌治研究室を訪問!【ヒッポファミリークラブ広報室ブログ】

 今年の夏のオープントラカレ講座は、8月前半4コマ*開催されましたが、
幼少時からヒッポファミリークラブの環境で育ってきた方々が今若き研究者として活躍!
その先生方がご自身の最新の研究から、
ヒッポの小学生~家族、お父さん、シニアメンバーに楽しいお話をしてくださいました。
 講座に参加していたヒッポインターン生のStephane Barritaultくん(フランス・パリ)は
竹内昌治先生の講座を聞いて、生体の埋め込みセンサーや創薬、再生医療などに
大変関心を寄せ、竹内先生に質問もしました。
講座の後ご挨拶に伺い「研究室に行くことはできますか」とたずねたことから、
竹内昌治研究室に訪問が実現しました。

 
 
 8月8日(水)のお昼、Stephane、千代田崇(高3)、
Henri de Charnaceくん(崇のフランスYLのホスト)、千代田美奈子、
上斗米正子(言語交流研究所研究員)で東京大学生産技術研究所を
訪問させていただきました。
 東大駒場研究エリア、モダーンな研究棟の2階が竹内昌治研究所、
先生を訪ねると打ち合わせ中で来客スペースで待機。
 笑顔の竹内先生登場、約10年前にゼロからこの研究室をたちあげたこと、
少しずつ研究者、予算、研究設備を整えていかれたことを
昨日のことのようにお話してくださいました。
後半は研究室内訪問。
 
 
 
 
 最新の研究設備もかなり充実、でもいたるところ手づくり装置満載で、
竹内先生のご研究や研究室隅々に注がれている愛を感じました。
 竹内先生が今の道に進むきっかけにひとつは、大学院で研究を続けようかどうか
迷っていたあたり、エレクトリックコックローチに出会い、その仕掛けなどが凄く面白く、
生体とメカニズムの融合の道に繋がってきたということでした。
 また研究にため、早く早くアメリカに行きたいと願っていて
(それは中学の時、ヒッポファミリークラブの
夏1ヵ月のアメリカホームステイ交流に参加されていたので、
その空気感が忘れられず・・・かな?と思いましたが)、
夢が実現して遂にMITで研究することになったのですが、行ってみると、
研究の方法や進め方がすごく異なるとか素晴らしいとかではないんだ・・と実感して、
日本で面白い研究をしていこうと・・など、講座では聞けなかったお話しも楽しかったです。
 
 

 
 竹内研究所の特徴は、「異分野のことばを話そう!THINK HYBRID」の合言葉のもと、
数学、物理学、化学、生物学、社会学、医学、工学、芸術など、多様な分野の
研究生や専門家みなさんが、各研究分野の境を融合させて、
生体材料を使った『ものづくり』にチャレンジされていることです。
研究室に集ってらっしゃる約60名の皆さん、年齢も専門分野も国籍も超えて、
竹内昌治研究・開発ファミリーにわくわく参画されているようで、
まさに多言語で「ことばと人間」を探求するヒッポの手法!と感じました。
 生体とメカニズムのインターフェイスものづくり~竹内先生の研究室は、
社会に対して新しいものづくりを提案していくこと、
また若い方々に「新しいわくわくの種」が投じられて、それが広がっていくことに
使命がありますと、誰よりも竹内先生が、「小さな世界の大きな貢献!」に
キラリと夢を膨らませておられました。
 
 Stephane、Henri、崇の日仏若者がお礼や感想を述べる姿に、
今日の「種」は必ずや国境を超えて花開いていく・・と確信いたしました!
竹内先生謝謝!多謝!
記;上斗米正子(Stephaneホストママン)



後半、夏のオープントラカレ講座は
8月28日(火)AM;永井清陽さん「ヨーロッパの多言語、アジアの多言語」
                      PM;塚原祐輔さん「自分のゲノムに書かれていることが分かったらどうなるの?」
8月29日(水)AM・PM;山崎和夫さん「相対性理論~光速度不変の原理、E=mc2、歪んだ時空等」です。Bienvenue!!

*前半、夏のオープントラカレ講座は
8月1日(水)AM;竹内昌治さん「It's asmall world~異分野コミュニケーションが拓く小さな世界」
                    PM;古澤力さん「細胞が語り合う『言葉』を理解する~計算機シュミレーションによる生命システムの解析~」
8月2日(火)AM;鈴木淳さん「情報と量子~量子もつれで広がる新しいコミュニケーション」
                    PM;藤村靖さん「シラブルについて」
4コマで延べ約600名の方が参加され盛況でした。

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